
写真:sannse
ソフトコーテッド・ウィートン・テリア
犬種の特徴
ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、正方形に近い胴体を持ち、丈夫でたくましい中型サイズの犬種です。
多方面に渡って能力を発揮できる優秀な作業犬で、農場で仕事をするのに十分ながっしりとした体つきと、家畜を狙う害獣を退治する機敏さを備えています。
小麦色の長くて絹のように柔らかい、軽くウェーブがかかった豊かな被毛を持っています。
穏やかでやさしく、社交的で愛情深い性格のソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、飼い主の期待通りに反応してくれますが、時には強情な面を見せることもあります。
この犬の歴史
アイルランド原産の大型テリア3犬種のうちのひとつであるソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、どんな仕事でもこなせる作業犬として、何百年もの間、農場でさまざまな仕事に利用されていました。家畜の群れの管理や農地の番をする事に始まり、害獣の駆除、小獣の狩猟、飼い主の護衛など、その能力を多方面で発揮していました。
この犬種の初期の歴史については、ほとんど文書として残っていませんが、おそらくケリー・ブルー・テリアの祖先犬だったのではないかとされています。
ウィートンは、比較的遅れてドッグショーの舞台に登場し、アイルランドで認定されたのはようやく1937年になってからでした。アイルランドでは長い間、犬はショーの舞台だけでなく、アナグマやネズミ、またはウサギなどを狩ってその狩猟能力をも証明しなければ、人々から高い評価を得ることはできませんでした。
1943年にはEKCがこの犬種を認定し、1946年にはアメリカに渡ることになります。
アメリカに渡った後、徐々に人々の注目を集めるようになり、この犬種が発展していくための確固たる基盤を固める十分な人気を獲得し、1973年、AKCに認定されました。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 股関節形成不全、皮膚疾患、外耳炎 予防として、眼科検査をしておくことをおすすめします。 |
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