自宅でシャンプーするときの注意

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皮膚炎と外耳炎の原因はシャンプー?

自宅でシャンプーをされる方は多いと思います。

それが、原因で「皮膚炎」と「外耳炎」が起きることが多いですので、それを防ぐポイントです。
ポイントは、

  1. 手足の指の間、
  2. お腹と股間
  3. ブルブル

です。

column05-01-01-ph02皮膚炎と外耳炎は、動物病院で治療してもらうトップの病気です。
それほど頻度が高く、愛犬がかかりやすい病気です。

当然ですが、治療をすればお金もかかります。
動物病院に連れて行く大変さや時間、
愛犬が目で訴える “イヤイヤ、ごめんなさい・・・だから連れて行かないで!”と、懇願する不安そうなまなざし。。。

仕方がないときは、もちろん連れて行く必要がありますが、ちょっとした配慮で、皮膚炎と外耳炎を防げたらいいですよね

そもそも、犬がにおうので、シャンプーするのですが、よく犬特有といわれることもある匂いは、実は、かなり食事が原因物質であったりします。

匂いと汚れをとるために犬のシャンプーの回数が増える訳ですね。

そして、そのシャンプーがきっかけの一つで、皮膚炎と外耳炎が起こりやすくなります。ただ、シャンプーによるかゆみや外耳炎の防止は、コツを知ればカンタンです。

湿度が大事!

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シャンプー後の皮膚のかゆみや炎症は、次の3か所から発生しやすくなっています。

1 手足の「指間」

犬は、毛の覆われていますので、バスタオルで十分に水をふき取り、ドライヤーで乾かしても、残っている水分が、下側に垂れてゆきます。
そのため、一番水分を含んだ状態が長く続くのが、指の間なのです。 体が乾いていても、指のあいだを手で触ると、水分が多く含まれているのが確認できると思います。ここが、蒸しタオルや、乾燥しない洗濯物のような状態となり、皮膚炎が発生します。
ですので、乾燥にもっとも注意を払う場所は、指と指の間です。
ここをしっかりと手とドライアーを使って乾燥させてあげてくださいね。

2 お腹と股間

ここも指の間がぬれたままになりやす理由とおなじです。

3 頭のふりふり

頭(体)のブルブルは、よく飼主に止められますが、止めてはいけないです。
特に重要なのは、耳の中に入った水を遠心力で、外に飛ばす作業です。
これを止めさせると、耳の中にたまった水分が腐敗して、外耳炎をとても起こしやすくなります。

この3つを注意していただくだけで、病院にかかる回数は、ぐっと減らしていただけると思います。

そして、シャンプーする日は、晴れたカラッとした天気の日にしましょう。そうすることで、耳の中や体の毛に含まれる水分が飛びやすくなります。

犬を飼育されているかたに必須なのが「湿度計」です。湿度が低いときほど、ワンちゃんのシャンプーに適しているのです

シャンプー後は、部屋の湿度が45%以下の状態が好ましいです。
45%の湿度に12~24時間保っていただくと、きれいに皮膚や指の間、耳の中まで乾きます。

皮膚炎も外耳炎も難治化すると、とても治療が難しいです。
治療費もとても高くなります。

そして、それ以上に皮膚病や外耳炎のかゆみや痛みで悲しい声をあげながらカキムシル愛犬の姿は見るに耐えられないものがあります。

みなさんの愛情を、ほんの少し、指の間や股間の乾燥、部屋の湿度の管理にあててあげていただければと願っております(∩_∩)

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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