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ローシェン
- 2015/1/18
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ローシェン
犬種の特徴
ローシェンは、コンパクトな小型犬であり、わずかに体長が体高より長くなっています。骨格は強くがっしりとしていますが、体全体は硬すぎることなく、しなやかな動きをしています。また、軽やかな足取りで地面をしっかり踏みしめながら、頭を掲げ、尾を上げて進みます。
長くウェーブのかかっている被毛は伝統的なライオン・スタイルに刈られ、尾は先端の飾り毛を除いて完全に刈られているので、その姿は小さなライオンのようである。この慣習の起源は、中世ヨーロッパの女性が寒い夜に眠る際、「地肌に直接接したほうが気持ちよかった」とする説などがあります。
ローシェンの性格は、明るく愛情豊かで、人懐こくて陽気、活発で遊び好きです。飼い主を喜ばせることに一生懸命で、家族に忠実に振舞います。小柄ですが、とても勇敢で、家族を守る意識の強い犬種です。
この犬の歴史
ローシェンとはドイツ語で小さなライオンという意味であり、ローシェンはライオンのように毛を刈り込む伝統の「ライオンカット」を持つ犬種です。この犬の歴史は古く、15~16世紀ごろの絵画や文献に、ローシェンに似た犬が頻繁に登場していることから、ルネサンス以前のヨーロッパにおいて絶大な人気を誇っていたと考えられます。
伝統的なライオンカットとは、最後部の肋骨部分から後肢のかかと部分までの被毛を、また前肢は肘からかかとまでの被毛を短く刈られることになっていました。尾は先端だけを飾りとして残す以外はすべて刈り込まれました。
ローシェンがライオンクリップされるようになった由来は定かではないのですが、宮廷の女性が冷え切った足を暖めるため、被毛を刈ったローシェンを自分のベッドに入れた事がきっかけという説があります。
1960年代になると、ローシェンの数は激減してしまいますが、2人の繁殖家の努力により何頭かのローシェンがドイツからイギリスへ持ち込まれました。あまりにも数が少なかったために度重なる近親交配が行われてしまいましたが、これによってイギリスとアメリカ両国でローシェンの基盤が築かれることになります。
その後、ローシェンは1996年、AKCの「その他のグループ」に入れられ、その後の1999年1月1日には改めて「ノンスポーティング・グループ」として認定されました。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 特にありません。 |
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