- Home
- マ・ヤ・ラ・ワ行の犬種, 犬種図鑑
- ワイマラナー
ワイマラナー
- 2015/1/18
- マ・ヤ・ラ・ワ行の犬種, 犬種図鑑
ワイマラナー
犬種の特徴
ワイマラナーは、引き締まった体を覆う輝きとつやのあるコートが特徴。美しい外見、丈夫で非常に筋肉質な体格で、背はまっすぐでよく発達した胸と、頑丈な四肢、美しい形の頭部をもつ大型犬。すばらしいスピードで獲物を捕らえる四肢をもち、並外れたスタミナや機敏さ、優雅な身のこなし、そして強い警戒心などを兼ね備えた犬種です。
光沢のある灰色(スチールカラー)の被毛が最大の特徴です。シングルコートの短くて光沢を放つ被毛には、チャコールブルー、ムースグ レー、シルバーグレイ、ブルーグレイなどのバリエーションがあり、少数ですがロングコートのものが存在します。
ワイマラナーは、おとなしですが、自己主張が強く、勇敢で大胆、活発な犬種なので、小さな子供がいる家庭にはあまり向かないかもしれません。飼い主には忠実でよく従いますが、動き回ることが大好きなので、室内に閉じこもるような生活環境は向いていないでしょう。
この犬の歴史
ワイマラナーは、シカやクマなどを含め、どんな大きさの野生生物でも狩ることができる万能なガンドッグを目指して、19世紀に懸命な努力を重ねながら改良され、現在のワイマラナーが確立されました。ワイマール王朝によってこの改良が支えられたこともあり、この犬種は当時、ワイマール・ポインターという名で知られていました。祖先犬は、ブラッドハウンドの他、レッド・シュバイスフントや初期のポインティング犬種などといわれています。ワイマラナーは、門外不出の猟犬と言われ大切に扱われていました。
ワイマラナーの改良は、ドイツ・ワイマラナー・クラブによって、非常に厳しく監督されてきました。会員以外には決してこの犬種を手に入れることができず、クラブの会員になる際にもその条件が厳しく制限されていました。認可していない犬から繁殖された犬は登録することが許されず、クラブの規定に達しない犬は葬られました。
1929年、一人のアメリカ人がこのクラブの会員として認められることになり、2頭だけアメリカに持ち帰ることが許可されます。この時初めてワイマラナーは生まれた土地から離れることになったのです。
当時のアメリカ産ワイマラナーは、「服従競技」で非常にすばらしい成績をあげ、人々の注目を集めました。よりたくさんの愛犬家たちがこの犬種に惹きつけられ、この犬が持つ、猟犬としてのすばらしさを目の当たりすることになります。
1943年にAKCがワイマラナーを承認すると、狩猟犬、伴侶犬、そして愛玩犬として多才な能力を持つこの美しい犬種は、徐々に人々の間に受け入れられていくことになりました。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 胃捻転 予防として、関節検査・眼科検査をしておくことをおすすめします。 |
---|