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肥満細胞腫
- 2015/1/14
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肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)
体の中の肥満細胞が腫瘍(がん)になってしまったものが肥満細胞腫です。
皮膚にできることが多く、悪性の皮膚がんの中では最も多いものです。その他、皮膚の下の方や粘膜、筋肉、内臓などにできることもあります。
皮膚にできる肥満細胞腫はいろいろな形をとります。
イボのようなものだったり、脂肪の塊のようだったり、皮膚炎のように赤くなったりすることもあります。
見た目から判断することはできません。また大きくなったり小さくなったりすることも多く、小さくなったからといって安心はできません。
肥満細胞腫は肥満細胞が本来持っているヒスタミンやへパリンなどの物質をたくさん放出してしまうことがあります。
そうなると皮膚が赤くなったり、胃腸に負担がかかって吐き気や下痢がでたり、血が止まりづらいといった症状を起こすことがあります。
悪性度が高いものは転移を起こすことがあります。転移はリンパ節、肝臓、脾臓、骨髄などに起こりやすいです。