心筋症(しんきんしょう)
心臓を動かす、心臓を構成している筋肉である心筋に異常が起こることにより、
全身に血液を送る心臓の働きが低下してしまう心臓病の1つです。
心筋症には、「拡張型」、「肥大型」、「拘束型」の3種類があります。
初めは、元気がない、疲れやすいなど、症状のわかりにくいケースが多く、見逃しがちですが、
進行していくと、咳、腹部が膨れる、呼吸困難、失神などの症状が見られます。
また、最悪の場合、突然死する恐れもあります。
純血種の犬に多く発症するため、遺伝性な原因があるとも考えられているのですが、現在のところ正確な原因は不明です。特発性のものと、二次性のものがありますが、犬の場合は特発性心筋症がほとんどです。