<知っておくと得をする歯周ケアのコツ>
多くの犬がそうですが、プードルなどの小型犬は特に歯周病に弱い犬種です。
そのため、こまめなケアが大切となります。
歯石などが付いてきたら早めに除去されるほうがプードルは特に良いと思います。
シニア(高齢犬)になったときに、歯がグラグラで食事も痛みで食べにくそうにしている子は小型犬では多いと思います。
歯周ケアで重要なのは、①歯のブラッシング、そして、②歯石の除去といわれますが、もう一つ大切なポイントがあります。
みなさんは、
食事によって歯や舌に汚れが付きやすいものがあると感じられたことはないでしょうか?
実はドッグフードは、メーカーにより製法が少しずつ違います。
食事をすると、歯の表面にフィルムという食事のカスに細菌が繁殖した膜が形成されます。このフィルムの形成のしやすさがフードにより違うので、小型犬や歯周病の予防では、このような視点でフード選びをしていただくことが役立ちます。
<簡単チェック法>
簡単なチェック法としては、サンプルフードなどを取り寄せて、それを指でつまんだまま水道の流水で指にはさんだままこすります。
5秒ほどその作業をして、指にねっとりとへばりつく感じのものは、指の表面に栄養の膜ができていますので、そのような製品は消化はしやすい傾向にありますが、歯周病予防には、あまり適しておらず、歯に細菌を増殖させやすい傾向にあるように思います。
あまり指にねっとりと栄養膜が貼らないものがオススメです。
チェックしていただくと各メーカーさんで比較されると、意外に大きな違いが感じられると思います。
また、強い異臭が感じられるものもフィルムを形成しやすいかもしれないです。
このような視点でチェックしていただくと、一見同じようにみえるドッグフードでも、飼主のしっかりとした体感で判断していただくことができることがだんだん分かっていただけるでしょう。
では、みなさまの愛犬の歯周病予防を応援していますネ(∩_∩)!