ワイヤーヘアード・ポインティング

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ワイヤーヘアード・ポインティング

犬種の特徴

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンは、体高より体長がやや長く、筋肉がついたがっしりしたバランスの良い体型をしています。どんな環境にも適応でき、レトリーバーとしてもポインターとしても優れた能力を発揮する、丈夫で優秀な狩猟犬です。また、猫のようにしなやかな無駄のない足取りで、なめらかに進みます。

適度な長さの被毛は針金のように硬くまっすぐな上毛と、細く綿毛のように柔らかい下毛の二層構造になっており、沼地など水の多い地域で発達したため、水や寒さから体を守る役割を果たしています。また、顔には豊かな飾り毛があります。

ワイヤーヘアードポインティンググリフォンは、優れた狩猟技術を持った猟犬です。飼い主に忠実で命令によく従い、社交的で愛嬌があります。見知らぬ人や他の動物に対しても友好的で、成長してからも子犬の気質を失わないといいます。

この犬の歴史

1800年代半ばにセッターとポインターが掛け合わされてシェルビル・グリフォンが作り出されたことから、 ワイヤーヘアードポインティンググリフォンの起源です。この犬種の発達と改良に大きく貢献したのが、オランダのエドワード・コーハルスでした。彼のグリフォンへの影響は絶大で、現在でもグリフォンは、世界各国でコーハルス・グリフォンとして知られているほどです。

彼は1874年に、グリフォンをスパニエル、ウォーター・スパニエル、ドイツ産のポインターとセッター、さらにフランス産のポインターとセッター20頭と掛け合わせて、最終的にワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンを作り出しました。
コーハルスはこの犬種を連れてフランスを何度も訪れていますが、行く先々で彼が作り出した犬たちは人気を集めることになります。どんな場所でも、彼の連れている犬たちはたちまちそこに居合わせた人々の注目を集めました。こうしてフランスに豊富な人脈を築いていったおかげで、ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンはフランスに受け入れられ、嗅覚の優れた狩猟犬として高い評価を得ることになります。

フランスに本拠地を得た形となったこの犬種は、もともとはオランダにそのルーツがあったにもかかわらず、人々はフランスから誕生したと主張してゆずらなくなりました。その後、1887年にはスタンダードがフランスで確固たるものとなり、文書として出版されるまでになりました。

最初にドッグショーに登場したのは1888年、イギリスでのことでしたが、当時、被毛の多い犬はロシアなどの寒い地域出身だと思われていたため、ロシアン・セッターやロシアン・レトリーバーとして認識されていました。アメリカでも、1887年にロシアン・セッターとして登録されます。

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンの人気は徐々に上昇していきましたが、第二次世界大戦によってその人気は下降していきます。

現在は、数こそ少なくなりましたが、ポインターやレトリーバーとして優れた能力を持っているだけでなく、忠実な伴侶犬として一部の愛好家から支持を得ており、その魅力を理解している人たちからは「最上のガンドッグ」と呼ばれているほどです。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 特にありません。
予防として、股関節検査・眼科検査をしておくことをおすすめします。
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獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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