
写真:Original photo by Flickr user tanakawho. Edit performed by Pharaoh Hound
オーストラリアン・テリア
犬種の特徴
小柄ながらも骨格のしっかりした丈夫な体つき。体高より体長のほうが長い体型をしています。
地面に近い姿勢で小動物などを、退治するのに向いています。
被毛は、粗くかたい真っ直ぐの上毛に、柔らかくて短い下毛のダブルコート。尻尾と四肢の下部分のみ、上毛が比較的短くなっています。
テリア種のなかでも比較的穏やかな性質を持つといわれています。非常に賢く、家族を喜ばせることが大好きなので、比較的飼い主のいうことをよく聞くテリアだといえます。警戒心が強く、ものごとの変化によく気づき、勇気があるので番犬としても適しています。
この犬の歴史
オーストラリアを代表するオーストラリアン・テリアは、作業犬として働くテリア種のなかでも、小型のテリアとして知られています。
この犬種は、オーストラリアでラフコーテッド・テリアと呼ばれていた地元のテリアと、イギリスから持ち込まれたテリア種を交配させ、進化固定されたものがオーストラリアン・テリアです。同じくオーストラリア原産のシルキー・テリアの祖先にあたる犬種でもあります。
タスマニアでは、オーストラリア・テリアが、家畜を荒らす有害な小動物や蛇を退治したり、家畜を管理したり、何者かが敷地内へ侵入すれば吠えて警報音を発したりと、あらゆる場面で活躍していました。
スカイ・テリア、ダンディ・ディンモント・テリア、スコッチ・テリア、ヨークシャー・テリア、マンチェスター・テリアといった先駆的なテリア種などの血統と掛け合わされ、その結果、多方面に渡って人々の役に立つ、すばらしい容姿を誇る犬が誕生することになりました。
オーストラリアン・テリアは本質的に用途の広い使役犬として完成しており、聴力視力ともに優れ、丈夫で理解力があってとても賢い犬種です。
この犬種が初めて表舞台に登場したのは1800年代後半のことです。
オーストラリアン・テリアは、イギリスでショーに出たり、人々にペットとして飼われるようになると、たちまちアメリカでも名が知られるようになり、1925年にはアメリカに渡って、1960年にはAKCから認定を受けるまでになりました。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 特にありません。 |
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