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脂肪腫
- 2015/1/15
- 犬の病名からさがす, 癌・腫瘍に関する病気

脂肪腫(しぼうしゅ)
犬の脂肪種は脂肪腫は、皮膚(皮下組織)に脂肪のかたまりのような腫瘍ができる病気です。原因は不明ですが、老犬に多く見られます。良性腫瘍なので害を与えることはありませんが、脂肪腫の発生部位によっては、歩き方に異常が現れることがあります。
主に、体腹部、胸部、内股、脇の下などの皮膚(皮下組織)に脂肪のかたまりとなって現れます。また、四肢にできやすく、高齢犬に多く発生します。触る事で確認できますが、良性の脂肪腫であるのか悪性の脂肪肉腫であるのかは、病理組織検査を行わないと分からないので、必ず検査をしてもらいましょう。
犬の脂肪腫の多くは皮下に発生します。筋肉の間や場合により体腔内に見つかる時もあります。ただし、脂肪腫が筋肉の間に発生した場合は、歩き方に異変が見られることがあるので注意して下さい。
犬の脂肪腫は痛みなどの症状はなく、こすれてしまう、生活の邪魔になる、という事がない限りは特に治療の必要はありません。ただし、脂肪種は大きく成長してしまうことが多く、見た目にも明らかになるので、体調と相談して、切除や内容物の吸出しを希望される方もいるようです。