
ボーダー・テリア
犬種の特徴
ボーダー・テリアは、しっかりした骨格を持ち、体長よりも体高がやや長い体型をしています。馬と併走できる力強く長い足とキツネの巣穴にもぐりこめる小さな体が特徴です。頭部はカワウソによくにていて、長い脚はとても機敏で迅速な動きができます。
被毛は、短くて密にはえた柔らかい下毛の上に、針金のように硬くまっすぐな上毛が覆い、非常に厚くたるんだ皮膚が、獲物に咬まれたときなどに体を守る役割を果たしています。
ボーダーテリアは、テリア種のなかでももっとも人なつこく、従順な犬種のひとつです。活発で明るく、独立心が旺盛で、チャンスがあればいろんなところへ散策に出たがります。人々からはとても愛される犬種で、子供ともうまくやっていける理想的なペットといえます。
この犬の歴史
イギリス原産のテリアのなかでもっとも古いといわれているボーダー・テリアは、イングランドとスコットランドの境(ボーダー)にあるチェビオト丘陵周辺の地域を発祥の地としている犬種です。
足が長いタイプのテリア種のなかで、もっとも体が小さいボーダー・テリアは、ベドリントンテリアやダンディンモント・テリアと関係があるのではないかと推測されていますが、祖先犬についてははっきりしたことはわかっていません。
ボーダー・テリアの特技は狐を追う事、仕留める事で、害獣駆除用の犬として農民、羊飼い、狩猟家らに重用されていました。馬の速度について行ける程の脚力で獲物を追跡し、さらに獲物を追って狭い穴に入り、格闘ができる頑丈な骨格と強い顎をもっています。
この犬種はいろいろな名前で呼ばれており、1880年頃にはボーダー・テリアという名前で呼ばれていました。
ボーダー・テリアは1870年代に初めて公の場に登場し、1930年にAKCによって認定されます。狩猟の世界の愛好家たちから高い評価を得ています。
近年になってボーダー・テリアに人気が集中するようになり、ショードッグとしても成功を収める人気の高いペットになりました
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 特にありません。 |
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