スムース・フォックス・テリア

犬種の特徴

スムース・フォックス・テリアは、スマートで筋肉質な体格で、がっちりしています。背が小さいですが、堂々とした立ち姿が美しい犬種です。活動範囲が広く、他の狩猟犬たちに遅れないようについていくことができ、また狭い道も走ることができます。

被毛は、短くてなめらかな被毛が密生しています。毛色は、ホワイトがかなりの部分をしめており、はブラック＆タン、ブラックのまたは、タンのマーキングがあります。

スムース・フォックス・テリアは、エネルギッシュで、遊びやいたずらが大好きな性格。とても大胆で活発な、独立心旺盛な、いつも冒険をしたくてうずうずしているような犬種です。

この犬の歴史

フォックス・テリアにはスムースヘアーとワイヤーヘアーが存在します。この2種類のフォックス・テリアの起源は、おそらく全く異なる系統であると考えられてます。

イギリスが原産国の短毛のスムース・フォックス・テリアは、オールド・イングリッシュ・テリア、グレーハウンド、ビーグル、ブル・テリア、マンチェスターテリアの祖先にあたるスムースコーテッド・ブラック・アンドタン・テリアなどを異種交配させて誕生したと言われています。ドッグショーなどが開催される前の1800年には、すでに人々の注目を集めていたようです。この犬種はキツネ狩りに使われ、穴の中に隠れているキツネを外に追い出す役割を果たしていました。

スムース・フォックス・テリアはテリア種の中でも特に活動的で機敏な犬種で、広大な土地を移動できる速度と持久力、体力を備えた優秀な猟犬です。体格は小さいですが、大きな獲物を運ぶ事ができるたくましい骨格が備わっており、穴に潜む狐を追ったりという役割に適しています。

この“スムース”と“ワイヤー”という異なる被毛を持った2犬種が、広範囲に渡って交配されていましたが、そういった掛け合わせは徐々に減っていきました。その後、1900年代後半まで、長い間この2犬種間での交配が途絶えていたことにより、1985年には、AKCがこのふたつの犬種を完全に別犬種として認定することになりました。

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