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<なぜメタボに?>
いよいよペットにもメタボの基準が設けられるという動きがでてきました。
ご存知でしたでしょうか?
早ければ来年2016年の秋に全国の動物病院ではじまる予定のようです。
このような基準が設けられるようになってしまった理由ですが、それだけ、愛犬に太りすぎが多いということです。
人と同じですね(笑)
ですが、その原因は、愛犬ではなく、飼主の飼育法に多くの場合あります。
ただ、子犬の頃にヒモジイ思いをした愛犬や、避妊去勢手術をした子は太りやすくなります。
また、母犬の栄養バランスが乱れている場合もその子犬は、太りすぎで体調を壊しやすい虚弱な子になりやすくなります。
フードに動物性たんぱくが不足している場合や運動不足で愛犬は肥満しやすいです。
愛犬の肥満や糖尿病、心臓病にかかるペットがとても増えているという背景があり、このようなペットのメタボ問題が愛犬の治療現場にまで波及してきたという状況です。
私たち人間もそうですが、健康でいる為には、少なくとも、バランスのとれた食事と適度な運動が必須です。
酸化臭や異臭のしないフードを与えてあげることはとても大切です。そして、しっかりと運動もさせてあげて下さいね。
散歩の目安としては、
大型犬であれば1時間程度、小型犬であれば30分程度になります。
個体差もありますが、
お散歩直後にまだ元気に走り回っているようでしたら、まだ運動不足ですので、
もう少し長くしてあげて下さい。
つらそうであれば、無理をせず引き返してあげましょう。
心臓疾患を持っていたり、足腰の弱っている子は、3分の散歩がツラい場合もあります。
毎日、散歩に行けない時には、室内でボールを転がしたり、
投げたりして遊ばせて運動をさせてあげましょう。
ちなみに、犬のメタボの重要な基準は次の2つと検討されています。
(1)BSCが5段階中3.5以上
(2)アディポネクチンの血液中の量が10以上
この2つの基準は覚えておきたいですね!
まずは、いますぐ、愛犬の皮膚をつかんで、皮膚の下に脂肪が付きすぎていないか、確認してあげましょう。
愛犬の健康を応援しております。