梅雨の時期は、熱中症に注意しよう!!

<梅雨の時期は温度と湿度が重要>

梅雨の時期は温度も湿度も高まってきます!
犬の健康ケアで、特に重要なのが温度と湿度で、この重要さは、何度繰り返しても繰り返し過ぎることがない重要なポイントです。

多くの場合、夏バテで食欲が落ちていると感じるときは、愛犬への熱中症を予防する必要があります。

犬は、寒さに強く、暑さに弱い動物!!乾燥に強く、湿度に弱い動物!!と心得ましょう!

ほとんどの愛犬が健康に身体に負担なく耐えられる温度は、25度です。

25度を超えると、犬の健康に負担をかけていると理解しましょう。

あと重要なのが湿度です。

犬の理想の湿度は、45%ぐらいです。できれば、湿度50%ぐらいまでに保ちたいです。

というのは、湿度が50%を超えると、カビ類などの微生物の増殖が起こり始めます。
60%の湿度からは猛烈な勢いで微生物が犬の体の表面で増えます。
これが、皮膚炎や、外耳炎、その他のいろいろな病気の原因の引き金となるからです。
愛犬家は、かならず湿度計を部屋の見える場所に置いておきたいものです。

犬は、皮膚に汗腺がないので汗で体温を下げることができません。
そのため、口でハアハアして放熱します。

これを「パンティング呼吸」と言います。
パンティング呼吸は、湿度が低いほど効率的に体温を下げられます。

逆に湿度が高いと犬の体内に熱がこもって、食欲不振や、病気を起こしやすくなります。

ちょっとしたコツを知っているだけで、あなたの大切な愛犬を守ることができます。

この季節には、是非思いだしたい知識です。

このような情報は、ついつい忘れがちです。
公園や運動場などで散歩仲間に会った時には、このような情報をお互いに伝え合い、注意していきましょう。

今日から夏が終わるまで散歩などで出会ったら、ぜひ、散歩仲間に注意点を伝えてあげてください!

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獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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