ボルゾイ

ボルゾイ

写真:No machine readable author provided. Pleple2000 assumed (based on copyright claims).

ボルゾイ

犬種の特徴

どんな動作をしていても気品にみちたボルゾイは、細く引き締まり、背がとても高く、流線型のしなやかな体の大型犬です。筋肉は引き締まり、よく発達しています。特に腿と後肢がよく発達しており、非常に速く走ることができます。顔立ちは細めで長く、尾がとても長いのが特徴です。

柔らかく長い絹糸のような被毛は、基本的にまっすぐ、またはウェーブがかかっており、なかにはクルクルと巻き毛がかっているものもあります。後肢と胸と尾では長くふさふさしていて羽のようになっています。

落ち着きがあって優雅なボルゾイは、まるでマナーのよい犬の見本のような犬種です。外では、まるで野生に帰ったように駆け回り、小動物を追いかけることもあります。独立心旺盛なしっかり者ですが、繊細な面も持ち合わせています。

この犬の歴史

ロシアン・ウルフハウンドという名でも知られるボルゾイは、かつてロシアで狼狩りに使用されていた大型の視覚ハウンドです。ボルゾイの祖先はアラビア説や、モンゴルの支配者が狩猟用に飼育していた犬が起源などの説がありますが、さだかではありません。
ロシアではスポーツとして、13世紀頃から狩猟犬を使った野ウサギ狩りが盛んに行われていました。15〜16世紀になると今度はオオカミ狩りが盛んになり、ハウンド犬にベア・ハウンドやロシアン・シープドッグを掛け合わせて体を大型化させたりといった改良がなされました。

17世紀頃に出された、ボルゾイを使った狩りに関する規則書の中には、ボルゾイについての最初の基準が記されています。ロシア革命以前はロシア国犬として皇帝や貴族の庇護を受けた事でも知られ、皇帝の犬舎には多くのボルゾイが飼育されていました。第一次大戦前まで、ロシアでは狼狩りは組織的に行われていて、狼が人の居住地近くに現れると、それぞれ3頭(メス1頭、オス2頭)のボルゾイを連れた猟師達が馬で駆けつけ、狼を追い、包囲して倒す方法がとられていました。大型のボルゾイとは言え狼はとても手強く、3頭のボルゾイが同じ速さで走り、3頭の力を合わせる事により狼退治できたといわれています。ボルゾイはどの種類の狼よりも足が速かったので、獲物の耳の後部に咬み付き地面に組み伏せる事ができました。

皇帝による狩猟の規模は壮大で、100頭以上のボルゾイと同数のフォックスハウンドが何百と言う馬や人などを運ぶ特別列車が狩猟場に向かう国家行事でした。
草原を逃げる狼をボルゾイが追い、猟師たちが追いついてオオカミを捕まえるまで獲物を押さえつけて放しませんでした。捕まったオオカミたちを、その後逃がすこともよくあったといいます。

19世紀までは7つのタイプのボルゾイがロシアにはいましたが、現在のボルゾイにもっとも近いといわれているのが、ニコライ・ニコライェビッチ大公が所有していたパキーノというタイプです。アメリカに輸出されたボルゾイは、ほとんどがこのタイプでした。

ロシア皇帝は訪れてきた王族たちに、よくボルゾイを贈り物として渡しましたが、1917年ロシア革命後、貴族社会の崩壊によって、かなりの数のボルゾイが始末されました。そのため、ボルゾイのその後の運命は、贈り物としてボルゾイを受け取った他国の王族たちの手に委ねられることになりました。

一方アメリカでは絶大な魅力を持つ犬として評価され、映画俳優など多くの著名人に飼われることになり、現在は、観賞犬として人気は高く、またショードッグやモデルとして大変重宝されています。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 骨肉種・胃捻転
骨肉種の検査をしておくことをおすすめします。

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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