
写真:Bonnie van den Born, http://www.bonfoto.nl. Original uploader was Cwazi at nl.wikipedia
ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
犬種の特徴
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターは、忠実で万能な鳥猟犬で、俊敏さや力強さ、さらに耐久力といった能力を持ち合わせています。
体長が体高よりやや長めの体型をしています。また、体とのバランスがとれた頭部と滑らかなアウトライン、そして強靭な四肢がスピード感を感じさせます。運動を得意とするのがこの犬種の特徴となっています。
被毛は硬くゴワゴワした手触りで、短いのが特徴。少し短気な面もありますが、友好的な侶犬や番犬になります。誠実で、信頼のおける犬種です。
この犬の歴史
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターは、人類が猟犬に求めるすべての要件を持った犬種といわれており、ポインティング能力(獲物を指し示す能力)、回収能力、追跡能力、そして獲物をしとめる能力と、もっとも用途の広い猟犬として知られています。この犬種の多彩な能力は、17世紀頃から始められた綿密な交配によって作り出されました。
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターの歴史は、特に地中海沿岸の国々で、網を使った鷹などの鳥猟などに用いられました。この犬種は古来種のスペインのポインターですが、この犬に地元ドイツの猟師が使っていたハウンド種を交配し基礎犬を作出し、さらに嗅覚の向上を課題として嗅覚ハウンドとの混血が行われました。これにより嗅覚が特に優れ、夜間の猟も可能な猟犬が誕生しました。
これらの犬の最も顕著な特徴はポインティングです。1750年 に最初の二連式の銃が作られてから、ポインティング・ドッグは更に必要とされるようになり、犬の目の前で〈飛んでいる鳥〉を撃ち、これが、単なるポインティング・ドッグから様々な用途のガンドッグへと移った始まりです。
この犬種は19世紀後半にドイツで認定された後、1920年代にアメリカに持ち込まれ、1930年にAKCによって認定されました。ジャーマン・ショートヘアード・ポインターは、狩猟犬としての本質・体躯構成などが決まっており、年老いても狩猟活動ができる才能豊かで万能な猟犬です。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 股関節形成不全、リンパ浮腫 予防として、股関節検査・眼科検査をしておくことをおすすめします。 |
---|