グレート・デーン

グレート・デーン

写真:Lilly M

グレート・デーン

犬種の特徴

筋骨の引き締まった大型の美しいボディは、体高は非常に高く、堂々した優雅な雰囲気もつ犬種。力強さと優雅さを併せ持っています。正方形に近いバランスのとれた体つきで、力強く、大きな歩幅でゆったりと歩きます。手ごわい獲物に勇敢に追いついて、すばやい動きでしとめるといった狩りに最適とされる性質を持っています。
被毛は、短く厚く、滑らかで、とても光沢があります。

超大型で強そうな風貌ながらも、家族に対しては大変忠実で温和。子供ともよく遊び、面倒をよくみます。責任感の強いので、しっかり訓練しておけば。家庭犬や、護身犬としてとても頼りになります。

この犬の歴史

グレート・デーンは“犬の中のアポロ神”と呼ばれ、イングリッシュ・マスティフとアイリッシュ・ウルフ・ハウンドという2つのすばらしい血統を受け継ぐ犬種と考えられています。
威厳のあるたくましいボディに、優美でしなやかな動きを持つ巨大犬種で、グレート・デンは全犬種中、最も体高が高く、均整がとれていれば体格に上限はなく、大きいほど望ましいとされています。

グレート・デーンの祖先犬たちは、軍用犬や狩猟犬として使われていました。恐れを知らない狩猟本能を発揮して大きな獲物を狙い、14世紀頃のドイツでは、野生のイノシシを射止める狩りで、スピードとスタミナ、そして強さと勇敢さを併せ持った優秀な狩猟犬として活躍していました。

犬種について精通しているイギリスの人々は当初、グレート・デーンをジャーマン・ボア・ハウンドと同じ犬種とみなしていました。この犬種が後にグレート・デーンと呼ばれるようになった背景については確かなことはわかっておらず、いまだに謎となっています。グレート・デーンの「デーン」は「デンマークの」という意味ですが、発祥地は実のところデンマークではなく、ドイツとなっています。

1880年、ベルリンにグレート・デンの研究者が集まり、この犬種の正式名称を「ドイッチェ・ドッゲ」と呼ぶべきであると発表し、同時に「グレート・デン」と言う呼名は廃止すべきであると宣言し、この犬の名前を「ドイチェン・ドッゲ」というドイツ語読みに定め、以来そのまま「ドイチェン・ドッゲ」と呼ばれ、現代ではドイツの国犬と位置づけられています。英語圏では、「グレート・デーン」のままでした。

この犬種は古くからヨーロッパ各地で知られており、グレート・デンの現代の体形を完成させたのはドイツ人である事は間違いありません。グレート・デンは400年もの間、完全に独立した犬種として育成されて来た、まれな犬種と言えます。
ひとつの犬種が長期に渡って育成され続けるために必要な事は「人の役に立つ」事でした。悪名高いヨーロッパの獰猛な野生イノシシを退治する事のできる特別な犬だったのです。
1891年ドイツでグレート・デンの厳密な犬種標準が採択され、これが世界中の犬種団体の規範となっています。

この犬種を今、イノシシ狩りに使う国はないのですが、グレート・デンのブリーダー達は、イノシシ狩りに必要な資質の維持を念頭に置き、この犬種を作出しています。また、グレート・デンの愛好家達は「大きいだけでは充分でない」「美しいだけでは充分でない」と言い、人々が犬に要求するものすべてを、この犬種で表現しようとしています。

我が国には明治の初期にフォーン系の犬が輸入され、土佐闘犬の作出に利用されたとの記録があります。
犬の大きさと危険の度合いが比例するとは思えないが、グレート・デンを「特定犬種」と定め、飼育方法を制限している県もあとのことです。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 股関節形成不全、肥大性心筋症、胃捻転。
予防として心臓機能検査、股関節検査しておくことをおすすめします。

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

この著者の最新の記事

関連記事

  1. ic-column05-02-01-ph01

    2015-9-24

    みなさまに感謝

    応援メッセージたくさんありがとう たくさんの応援メッセージありがとうございました。 一通一通…

今の時期注目のコラム

  1. 世界の飼主に衝撃!海外ドッグフードの汚染ニュース これはアメリカの大手のマスメディアCNNが大…
  2. ワンちゃんは毎日同じエサで飽きないのか? 弊社のお客様からも「エサを食べなくなったので」という…
  3. ic-20170209
    輸入物のフードの気をつける点 グレインフリーのフードと並び近年では海外からのドッグフードもホー…
無料小冊子プレゼント
無料小冊子プレゼント
ページ上部へ戻る