キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

犬種の特徴

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、身のこなしが優雅で、歩く姿も優雅で、飼い主に忠実な小型犬です。
スパニエル系祖先犬の小型版といったところですが、体高より体長がやや長めで、骨ががっしりしており、前肢はまっすぐで、後脚は筋肉が発達し、優雅ですが力強い歩き方です。

絹糸のような被毛は長く、少々ウェーブがかかっている場合もあります。耳と前胸部に飾り毛が生えており、足元には羽毛のような長い毛が生えているのもこの犬種の特徴です。

甘えん坊ではしゃぎまわることが大好きで、活動的な何事にも恐れない勇敢な性格です。この犬種は家庭犬として理想的な犬種といえます。家族にとても友好的で愛情深く、子供好きです。

キャバリアは他の犬種よりも僧帽弁閉鎖不全症の発症率が特に高い事で知られています。この犬種を選ぶ場合は何世代かに渡って病歴をチェックしておくといいでしょう。

この犬の歴史

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは小型のスパニエル系と、狆やチベタン・スパニエルなどの東洋犬を掛け合わせた結果誕生したと考えられています。このようなイギリスのチューダー王朝時代のスパニエルは「コンフォーター・スパニエル(癒しのスパニエル)」とも呼ばれ、飼い主の膝や足を温めたりして、湯たんぽの代わりのようになったりもしていました。さらに、ノミを引きつけることによって、飼い主をノミから守る役目も果たしていたといいます。こうしてこの小型のスパニエルは家族の誰からも愛され、大変人気のある犬種となっていきました。

19世紀に入り、東洋からパグや狆がヨーロッパに輸入され、短めの鼻を持つ犬種に人気が集中しました。この犬種は何世代にも渡って裕福な人々に飼われていましたが、時代と共に短めの鼻を持つスパニエルが徐々に好まれるようになっていきます。その結果、20世紀前半には、尖った鼻を持つ初期のスパニエルは、短めの鼻を持つ当時のスパニエルより評価が低くなるという状況になっていました。キング・チャールズ・スパニエルが中世の面影を失ってしまった事を嘆いた人々が集まり、チャールズ2世時代の絵画に見られるような尖った鼻を持つ古いタイプのスパニエルを復活させようと言う活動が起こりました。

繁殖家たちは、最初はただ賞金を獲得するために、尖った鼻を持つ初期のスパニエルに戻そうと躍起になっていましたが、そのうちにだんだん初期のスパニエルのよさを再認識するようになりました。
キャバリアはキング・チャールズ・スパニエルの改良の過程で、あえてスパニエルの資質を残し、過度な小型化を避けてキング・チャールズ・スパニエルと区別し、独立した犬種として1945年KCに公認されました。

英国では1960年代に王室がキャバリアを寵愛した事でも人気が上がり、以降高い人気を保っています。
アメリカではこの犬種の飼い主たちが、人気に伴って生じるさまざまな問題を心配し、AKCの認定に反対していたため、1996年になってようやく認定されることになりました。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 僧帽弁閉鎖不全、股関節形成不全
予防として心臓機能検査・関節検査をしておくことをおすすめします。

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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