
椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)
椎間板ヘルニアは、激しい運動(全力疾走や段差の上り下り、跳んだり体をねじったりなど)や肥満、骨の老化などで、頭部や胴体の重みを支える脊椎の、特にクッションの役割をする椎間板への負担が大きくなり損傷することによって起こります。
椎間板が損傷すると、椎間板内部の髄核(ずいかく:ゲル状の物質のこと)が飛び出して脊髄や脊髄からでる神経を圧迫するようになり、これが麻痺や痛みの原因となります。
椎間板ヘルニアは、ミニチュア・ダックスなどのダックス系やペキニーズ、プードル、シーズー、パグ、
ビーグルといった軟骨異栄養症性犬種と呼ばれる犬種に多く見られ、これらの犬種では若齢期(2~7歳頃)から発症する傾向にあります。この他の犬種では、加齢にともない多く見られるようになります。