
アメリカン・コッカー・スパニエル
犬種の特徴
愛情に厚く、アメリカ犬のなかで最も人気のある犬種で、先祖はイングリシュ・コッカー・スパニエルの実用犬。アメリカン・コッカーを実猟犬として利用することはこれまでにも何度か試みられてきました。
事実、この犬にも狩猟犬としての本能は残っています。しかし、その人気は、何と言っても愛玩犬としての温厚な性質にあります。
その美しさと、愛らしさには、北米や、中南米の各地ばかりでなく、日本でもよく認められているようです。
スポーティング・グループの中で最小とされるアメリカン・コッカー・スパニエルは、小柄でがっしりとした体を持ち、力強く、軽快な歩様が特徴的です。
絹糸のような美しい被毛には、ストレートタイプと少しウェーブのかかった部分があり、あまり被毛が多すぎると、動きにくくなることもあります。
この犬の歴史
アメリカン・コッカー・スパニエルの祖先となるイングリッシュ・コッカー・スパニエルが、1620年
メイフラワー号によって、アメリカに持ち込まれたのは、猟師たちがウズラなどの小さな鳥を主な獲物としていたため、小柄な犬が必要とされていました。そのため、さらに小型に改良されました。
攻撃性の低いスパニエルの特性によって、実猟犬としてよりもむしろ愛玩犬として人気をはくす事となりました。
もともとアメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルは同じ品種と考えられていましたが、1935年にAKCによって公式に別犬種として区別されるようになりました。その時すでにコッカー・スパニエルは人気のある犬種でしたが、アメリカとイギリスの公式区別することによってその人気に拍車がかかり、現在も、アメリカではもっとも人気のある犬種として知られています。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 白内障・緑内障・膝蓋骨脱臼・脂漏性皮膚炎 予防として、眼科検査をしておくことをおすすめします。 |
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