
心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう)
心臓の右心房と左心房の間の壁に穴があいているためにおこる病気です。
小さい時には、心臓の右心房と左心房の間の壁に穴(卵円孔)がもともとあいていますが、
正常な状態では生まれた後で穴は完全に閉じます。
ところが、心房中隔欠損症の犬は、成長後も穴(卵円孔)が閉じることなく残ってしまいます。
ですが、右心房と左心房の間の穴(卵円孔)が開いている以外に心臓に異常がない場合は、
血液の流れがあまりさまたげられないので、大きな障害になりません。軽い呼吸困難がおこることがありますが、はっきりした症状はあまりあらわれません。