ロットワイラー

ロットワイラー

写真:rostdi

ロットワイラー

犬種の特徴

中型犬の中ではやや大きめのロットワイラーは、体高よりも体長が少し長く、精力的で質実剛健な犬種です。
牛の群れを長距離を移動させるといった作業能力に長け、牛をも倒す並外れた力強さと俊敏性、忍耐力を持ち合わせています。 しっかりと力強く大地を踏みしめて歩く姿がたくましさを感じられます。 被毛は粗い直毛で密集しています。高貴で警戒心に満ち、自信に満ちた溢れた姿が、この犬種の理想的な姿といえます。

堂々とした風貌のロットワイラーは、大胆で勇敢な性質を持ち、警戒心も強いので、番犬として理想的といえる犬種です。しばしば頑固で、少々横柄な態度に出る傾向があります。ですが、自分の家族が危険に脅かされている状況にあるとわかれば、過度なまでに家族を守ろうとします。

この犬の歴史

ローマ軍が長い遠征に出る際、一緒に移動する牛の群れを護衛する役割を担っていた家畜護衛犬が、ロットワイラーの祖先犬といわれています。軍の遠征には膨大な装備が必要で、特に兵士の食糧の補給は重要な課題で、食肉は生きたまま輸送する必要があったのです。ロットワイラーの祖先とされる犬は兵士の食糧となる家畜の追い犬として、軍の遠征に同行し、夜間は番犬としても役に立ちました。

こうした軍隊のひとつが遠征先の南ドイツで定住することになり、犬たちもまた、そこで一緒に定住することとなりました。それから数世紀に渡って、この犬たちはロットワイルという名の町で、家畜を護衛し移動させる家畜護衛犬として非常に大切な役割を果たしてきました。ちなみにこのロットワイルという町の名前は、18世紀にこの町で発見されたローマの大浴場屋根を意味する”赤いタイル”にちなんで付けられたものです。ロットワイラーの犬種名はこれに由来するといわれています。

ロットワイルという町はその後どんどん繁栄していき、牛の家畜業の中心地となりました。これらの犬たちはその町で、家畜の群れを護衛しただけでなく、移動させながら牛商人が手に入れたお金や財産を守ったり、時には牽引き犬としてもその能力を大いに発揮しました。さらに「ロットワイルの肉屋の犬」として、19世紀中半までこの町の産業の発展に貢献してきました。

その当時、犬によって牛の群れを移動させることが違法となり、犬の代わりにロバが荷車を引いたり、鉄道輸送で移動させたりする方法が主流となってきました。その結果、この地方でロットワイラーの数は激減し犬種存亡の危機を迎えました。

1901年、愛犬家たちがこの犬種をもう一度復活させようと組織を設立し、この犬種のスタンダードを公式化させました。その後1907年には2つの組織が設立され、そのうちのひとつは、この犬を警察犬として発展させようとしました。その結果警察犬として大変適性があることが明らかになり、1910年には警察犬として正式な承認を受けました。

1930年ごろには、AKCの競技会に参加するまでになりました。こうして絶滅の危機から完全に復活し、アメリカで2番目に人気の高い犬種にまで上りつめました。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 股関節形成不全 予防として、股関節検査をしておくことをおすすめします。

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

この著者の最新の記事

関連記事

  1. ic-20170209

    2017-2-9

    輸入物のドッグフードの気をつける点

    輸入物のフードの気をつける点 グレインフリーのフードと並び近年では海外からのドッグフードもホー…

今の時期注目のコラム

  1. 世界の飼主に衝撃!海外ドッグフードの汚染ニュース これはアメリカの大手のマスメディアCNNが大…
  2. ワンちゃんは毎日同じエサで飽きないのか? 弊社のお客様からも「エサを食べなくなったので」という…
  3. ic-20170209
    輸入物のフードの気をつける点 グレインフリーのフードと並び近年では海外からのドッグフードもホー…
無料小冊子プレゼント
無料小冊子プレゼント
ページ上部へ戻る