ヨークシャー・テリア

ヨークシャーテリア

写真:Wikimedia Commons

ヨークシャー・テリア

犬種の特徴

ヨークシャー・テリアは、直立した姿勢で、コンパクトな均整のとれた体型のテリアらしさを持った犬種です。知的な表情や誇らしげな動き、気品を備え堂々とした風格があります。まっすぐに伸びた、長くてつやのある美しい絹のような被毛に覆われた犬として知られています。

長く体に密着した被毛は、まっすぐ地面まで垂れ下っていますが、近年は地面に達する程度でカットされることが多いようです。量が豊富なので、頭部から尾まで左右に分かれ体の両側に垂れます。

ヨークシャー・テリアは、冒険が大好きで、エネルギッシュな犬種です。
いつも動き回り、活発で、探究心が強く、大胆かつ頑固なところがありますが、飼い主に対しては愛情深く、じゃれついてくることも多く、子供の遊び相手に向く犬種といえます。

この犬の歴史

ヨークシャー・テリアは元来、ヨークシャー地方の炭坑や織物工場でネズミを駆除するために飼育されていた犬でした。1800年代イギリスのヨークシャー地方では、昔から優良な動物を繁殖することで知られており、この地でヨークシャー・テリアが誕生したのは、綿密な計画のもと、おそらく、ウォーターサイド・テリアやクライデスデール・テリア、ペイズリー・テリア、さらに、スカイ・テリアやダンディ・ディンモント・テリア、マルチーズまでもを含めたさまざまなテリア種を交配して作られたものと考えれらています。中でも、ウォーターサイド・テリアが一番影響の大きい祖先犬だといわれています。

この犬種は、スコットランドから織工たちによって持ち込まれた犬で、青っぽいグレーの美しい長毛で覆われた、体重約4.5kg前後の小型の犬でした。ヨークシャー・テリアは織物職人によって改良された歴史をもつため、絹糸状の長い被毛は織機によって作られたものだと噂され、見せ物にされた事もあります。

被毛の美しい小型テリアの完成により一躍愛玩犬として注目を集めるようになり「動く宝石」といわれ、富裕層のペットとして大流行しました。以来、婦人の抱き犬として人気が高く、世界中で最も知名度の高い犬種として定着している。

ヨークシャー・テリアは1861年にブロークンヘアー・スコッチ・テリアの名称でイギリスのドッグショーで紹介され、1870年以降ヨークシャー・テリアと呼ばれるようになり、1886年イギリスKCにより公認されました。
1880年頃、ヨークシャー・テリアはアメリカに持ち込まれましたが、さまざまなサイズの犬が持ち込まれたために、ヨークシャー・テリアの基準となるサイズが統一されず、混乱した状態となりました。この頃のヨークシャー・テリアには、体重が12〜14ポンド(約5.4〜6.3kg)ほどあったものが多かったようです。

1900年頃になると、イギリスとアメリカ両国の愛犬家たちは、より小さなサイズのヨークシャー・テリアを作り出す努力をし、現在の長い被毛で覆われた小型サイズのヨークシャー・テリアが誕生しました。テリアの血統を引く、これらの特色によって、ヨークシャー・テリアは、現在も飼い主たちやショー愛好家たちの中で高い人気を維持しています。

かかりやすい病気

気をつけたい病気 膝蓋骨脱臼・気管虚脱
予防として、膝関節検査、眼科検査をしておくことをおすすめします。

獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 一般社団法人ペットフード協会 会員

ペットフード公正取引協議会 会員

The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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