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骨肉腫
- 2015/1/14
- 犬の病名からさがす, 癌・腫瘍に関する病気

骨肉腫(こつにくしゅ)
骨肉腫は、骨にできるがんで完治の難しい悪性腫瘍(ガン)です。
7、8歳ぐらいの老齢の大型犬が特になりやすく、約80%が四肢骨(ししこつ)に認められます。
骨肉腫になると、激しい痛みが生じて、足を引きずるなどの跛行や患部の骨が腫れるなどの症状が現れます。
骨肉腫は四肢によく発生しますが、まれにアゴの骨などにも発生することがあります。骨肉腫は進行がとても速いうえに転移しやすく、発見された時点で、すでに肺に転移していることがよくあります。肺に転移すると呼吸症状などが生じて、命に関わることがあります。
骨肉腫が発生する原因は明らかになっていませんが、ゴールデン・レトリーバー、グレート・ピレニーズ、ラブラドール・レトリーバー、シベリアン・ハスキーなどの大型犬に多く発生します。また、年齢的には7~8歳前後からの老犬によく発生します。
骨肉腫は転移しやすいため、外科手術で腫瘍のある足を切断し、手術後に抗がん剤の投与を続ける治療方法を行います。