
ネフローゼ 症候群
高度のたんぱく尿により血中のたんぱく濃度が極端に低下した状態を指す腎臓疾患群の総称です。
多くは、蛋白尿・むくみ・高脂血症が揃うと、ネフローゼと診断されます。
初期は、たんぱく尿のほかは、無症状です。病態が進すむにつれ、検査では低蛋白(低アルブミン)血症、高脂血症、高血圧、高ナトリウム血症などが認められるようになります。
そうすると、浮腫(肢がむくむ)、腹水(お腹が膨れる)、元気の消失、食欲低下などの症状が現れ、進行すると腎不全や尿毒症という命に関る病気に発展することもあります。