
ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア
犬種の特徴
ウエスティの名で親しまれているウェスト・ハイランド・ホワイトテリアは、コンパクトな体型に短くて広い頭の愛らしい犬です。テリア種は、四肢の短い犬種ですが、スコティッシュや、ダンティ・ディモンドの四肢と比較するとさほど短くはないです。小さくぴんと立った三角形の耳、アーモンド形の目、真っ黒な鼻なども特徴。
被毛は、純白の柔らかいアンダーコートと粗いアウターコートからなる豊富なダブルコートは、この犬種を可愛らしい丸顔に見せています。
とても明るく楽観的。いつも楽しそうに動き回っているウエスティは、何に対しても好奇心旺盛で活発です。他の犬とは仲良くなれませんが、献身的で、家庭犬として理想的な犬種と言えます。
この犬の歴史
ウエスティの愛称で親しまれており、キツネやアナグマなどの害獣捕りに活躍していたイギリスのスコットランドで活躍していたテリア種を起源とされています。一時期は、ダンディ・ ディンモント、スカイ、ケアーン、スコティッシュ、そしてウエスティといったテリア種は、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、すべて同じ犬種とみなされて いました。しかし、同じスコットランドでも、他の島と行き来のない島々で独自に発展していったテリア種たちは、被毛のタイプや毛色で分類しながら交配され、それぞれの犬種の特徴を残していきました。
現在のウエストハイランドホワイトテリアを作り出したのは、1907年、E.D.マルコム大佐が60年に渡って繁殖させた短い足のホワイト・テリアでした。現在この犬種の代名詞となっている真っ白な被毛は、マルコム氏がスコティッシュテリア、もしくはケアーンテリアの中から、たまたま生まれた白い被毛の犬だけを選択繁殖することで作り上げたと考えられています。
その犬は大佐が住ん でいた地域名にちなんで「ポルタロッチ・テリア」という名前で呼ばれるようになりましたが、同氏が「ポルタロック」という名での登録を拒否したため、1903年からは「ウエストハイランドホワイトテリア」という今の名前で呼ばれるようになっています。略称は「ウェスティ」で、現在はドッグフードや、スコッチウ イスキーの看板犬としても有名です。
この名前に落ち着いてからは、ショーの舞台では、他のテリア種にひけをとらない地位を確立し、家庭犬としても、もっとも人気のあるテリア種の仲間入りを果たしています。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | レッグ・ペルテス・パーセス病。頭蓋下顎骨症。アレルギー性皮膚炎。 予防として、股関節検査をしておくことをおすすめします。 |
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