春先に気をつける病気

<アレルギー性皮膚炎>

ワンちゃんたちのアレルギー性皮膚炎は
圧倒的に春先から増えます。

そのひとつの要因が花粉症です!

そう、私たちを苦しめる花粉症は、ワンちゃんたちにも影響を及ぼします。

私たちの場合は、鼻水や涙、目のかゆみといった症状がでますが、
ワンちゃんたちの場合、
皮膚炎や外耳炎として発症する場合が多いのです。

あなたの愛犬は大丈夫ですか?

花粉症にかかりやす犬種は、
・ホワイト テリア ・フレンチブルドッグ ・ワイアー フォックス テリア ・柴犬 ・シーズー ・ボストン テリア
・ペキニーズ ・ゴールデンレトリバー
といった犬種です。

多くの場合、抗生剤、ステロイドなどで治療が行われますが、治りが悪ければインターフェロンなどが使われます。

しかし、これらの薬は短期的に症状をおさえても、完治することはありません。
そして、飲み続ければ副作用で内臓を壊していきます。
これではワンちゃんがかわいそうです。

大切な愛犬を薬漬けにするのではなく、食事を見直し、体質改善を目指しませんか?

<春先は愛犬の体重増加による、関節への負担に要注意!>

ワンちゃんたちは、寒い冬をしのぐため、寒い時期は体脂肪を蓄えますので、夏と比べると1~2割太ります。

しかし、春になり徐々に温かくなるにつれ、まだ体重が戻りきっていないのに動きが活発になっていきます。

その結果、重くなった体で元気に動き回り、関節や筋肉に負担をかけ、痛めてしまうことがあるのです。

ですので、これからの時期の急激な運動は避け、少しずつ体を慣らしてあげて行ってください。

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獣医師・宿南章獣医師

投稿者プロフィール
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
   
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
   
【所属団体】 The Royal Society for the Protection of Birds 会員

日本盲導犬協会 会員

野生動物救護獣医師協会 正会員
   
【プロフィール】 1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。

日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。

   
【研修・研究内容】 1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習

1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習

1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)

1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)

1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)

2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修
   
【論文】 Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004
   
【著書】 「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。

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