鹿肉ドッグフードの通販なら獣医師・宿南章の自然療法食動物病院

キャベツは、植物の分類では、「アブラナ科」 に属します。

アブラナ科は、「菜の花」をみても分かりますが、秋から冬に育ち春に花を咲かせます。

冬の一番動物にとりエサのないときに格好の食事となるはずなのですが、それがならないのです。

野生のカモ、ガンなどは、他の植物を食べて、最後まで菜の花などのアブラナ科の植物は食べません。

これは、アブラナ科の植物が冬の寒い時期に動物に食べられた場合、食べた動物は甲状腺ホルモンを阻害され、体温低下をきたし命を落とすように仕組んでいるからです。

また、冬場は、動物の尿が濃くなるのですが、そうするとアブラナ科が多く植物内に持つシュウ酸が腎臓や尿管、膀胱で結石となり、排尿困難で危機に陥るように防御しているのです。

それゆえに、元気の弱い子は、キャベツを筆頭にアブラナ科の摂取は適していないことが多いのです。

年齢的には、７歳以降はおススメできません。

（⇒次の記事へつづく）