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ラブラドール・レトリーバー
- 2015/1/18
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ラブラドール・レトリーバー
犬種の特徴
ラブラドール・レトリーバーは、体長が体高よりも少し長い体型で、骨太でしっかりとした肉付きのよい体つきをした犬です。力強く、とてもバランスのとれた筋肉でたくましい体格です。どっしりとした体つきと、しっかりした力強い四肢を使って、パワフルに泳いだり、走ったりすることができます。
厚い被毛は、水をよくはじき、やわらかい。どんな天候の中でもうまく機能し、凍りついた冷たい水の中でも、体温をしっかり守ります。胸、前肢、眼、腹部と尾の下には特にふさふさした被毛がはえています。
ラブラドール・レトリーバーは非常に穏やかな犬です。どんな場合でも、過激になることはまずありません。 これほど高い人気を博のにふさわしい犬種は他にないといってもよいぐらい、ラブラドール・レトリーバーは忠実で従順な上に、気立てがよく友好的で、子供たちとはもちろん、他の犬や他のペットたちとも仲よくできる犬種です。しかし逆に性格が極めて穏和であるため、番犬には向いていません。
この犬の歴史
ラブラドール・レトリーバーは、カナダのニューファンドランド諸島に起源を持つ、多目的の水中回収犬でした。ニューファンドランドでは、スモール・ウォーター・ドッグと呼ばれていました。
この中型サイズで短い被毛に包まれた黒い犬は、獲物を回収するだけにとどまらず、水の中に入って魚を取ってきたり、時には氷が張っている水にまで飛び込んで小さな漁船を引っ張ったりと、泳ぐことが必要な仕事であればどんなことでもこなせる犬として、漁師に重宝がられていました。
カナダの商人がイングランドのプールという港に着いた時に、スモール・ウォーター・ドッグを連れており、これを地元の貴族が買い上げて改良したものが後のラブラドール・レトリバーだと言われています。
ところが、犬を所有すると高い税金を払わなければなったことから、この犬たちはニューファンドランド諸島から姿を消してしまいます。数頭のラブラドール・レトリーバーが、19世紀前半にイギリスへ持ちこまれ、これらの犬たちを元にして、他のレトリーバーたちと交配させることで絶滅の危機をくぐりぬけました。
この犬種は、驚異的な回収能力を持つ犬として、イギリスで高い評価を得ることになります。初めの頃は、繁殖家たちの間で黒い毛色の人気が高く、イエロー色やチョコレート色のは、間引きの対象となっていました。20世紀初期には黒い毛色以外の毛色も受け入れるようになっていました。
1903年にEKCから、1917年にはAKCから認定され、その後、徐々に人気が上昇し、1991年には、人気ナンバーワンの犬種となりました。それ以降、今日までずっと高い人気を保ち続けています。現在ラブラドール・リトリバーは訓練性能のゆえに、警察犬や盲導犬、麻薬捜査犬などとして社会に役立っています。
かかりやすい病気
気をつけたい病気 | 股関節形成不全・胃捻転・肘関節形成不全・外耳炎 予防として、膝関節検査、眼科検査をしておくことをおすすめします。 |
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