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化粧品とドッグフード(2)
- 2015/9/25
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<フード選びのポイント>
愛犬の健康を考えた場合、水あめ状(のり状)にまで高温高圧で加工したものより、胃腸を働かしたほうが愛犬の健康と回復力は高まると理解しています。
これは、人の医療現場の点滴、流動食、普通の食事のことを理解いただければ少なくとも頭では理解していただける内容かと思います。
ですが、難しいのは、酸素を遮断する化粧品が心地よく感じられるように、高度に加熱高圧加工したドッグフードのほうが初期のトラブルが起きにくいのです。
そのため、ドッグフードは、どんどん高温そして高圧で生産する方向にいまも進んでいます。
私はあえてその方法はとりません。そのことにより、起立不能な子が立ち上がれるようになったり、認知症(アルツハイマー)が治る子がたくさんいるからです。
ですが、初期は、いままで一度も食べたことがない胃腸を本当の意味で適切に使う必要のある食事により、吐いたり、下痢をする子がいます。そのようなときは、少しの量から消化器の働きを強くしていくことがとても重要です。
ですが、化粧品の初期のヒリヒリ、ピリピリを健康な角質ができるまで待てる方と待てない方がいらしゃるように、健康なドッグフードに愛犬が対応するのに必要な時間(2~3週間)が我慢できる方と、出来な方に分かれます。
ほとんどの愛犬は問題が起きませんが、起きた場合には、その変化に対応が二分します。
ただこれは仕方がないことで、そういうことが起きたら多少心配でも乗り切るしかありません。なぜなら免疫系の働きの70%以上が胃腸などの消化器に集中しています。ここを健康は活性状態にしないと、病気からの回復や真の健康の維持は絶対にないからです。
胃腸の働きの本当の意味での回復がないと、なかなか完全な健康の回復が実現できないです。これは長年の経験上ハッキリしています。胃腸を含めた消化機能の能力をいかに高めるか? 厳しすぎず(野菜や製粉しない玄米を使用しない)、甘やかしすぎず(高温で加工しすぎず)が、愛犬の健康を取り戻し、維持回復するうえでの重要な秘訣(コツ)です。
良いフード選びの知られざるポイントは、フード製造時の温度です。簡単にいうと加工されるときの温度は低いほど良いです。ですが、生は病原微生物(E型肝炎ウイルスやヨーネ病、サルモネラ菌など)の問題がありますので、70度以上の加熱が必要です。
ちなみに、加工温度が高いほど、短時間に大量に作ることができます。
みなさんが毎日食べる食事は、何度で調理されたものが多いでしょうか?
・ご飯は何度ですか?
・シジミのお味噌汁は?
・肉じゃがは?
あなたの愛犬のドッグフードの加工温度は何度でしょうか?